2014/06/29

[Swift, iOS]Swiftのmapとreduceについて書いてみた


Swiftについて勉強していく中で一番興味引かれたキーワードが「関数型言語」でした。
中でも以下のサイトを拝見させていただいたことで一気に関数型言語の理解が進みました!!
この場を借りて感謝を述べさせていただきます。

 ・Swiftで脱アルゴリズム!iOS開発を関数型(宣言型)プログラミングへパラダイムシフトしてみる【脱アルゴリズム宣言①】

(追記 22:26)
Swiftは関数型言語ではないという記事を見つけました。
 ・Swift Is Not Functional

mapとreduceについて

関数型言語と命令型プログラミング言語について語る上で、よく引き合いに出されるメソッドのようです。
この2つのメソッドを利用することで for文 や if文 を記述する回数を減らし、バグの少ないコードが書けます(理由は上記のサイトをどうぞ)。

Swiftでもmap, reduceが使える

Swiftでもmap, reduceが使えます!

let arry = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

// map
let mapRet = arry.map{
    
    (var n) -> Int in
    
    return n + 2;

}
mapRet        // [2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 ,9, 10, 11, 12]


// reduce1
println("reduceRet1")
let num = 0;       
let reduceRet1 = arry.reduce(num){     // |num| は |m| の初期値
    
    (var m, var n) -> Int in
    
    println("m = \(m), n = \(n)")
    
    return m + n    // return値が次の|m|の値となる
}
reduceRet1      // 55

mapについては特に説明不要でしょう。配列のすべての値に対して 2 を足しています。
reduceで注目すべきは num です。ここでは num の値を 0 としていますが、値を変更することで、 m の初期値を変更する事ができます。
m, nの具体的な値の変化は以下です。


非常に便利&完結にコードを書けますね。Swiftで開発するときは積極的に利用していくべきでしょう。

(おまけ)無名関数の書き方

以下のように色々な書き方ができるようです。
開発時はチーム内で統一した方がよさそうですね。

// reduce2
// return 削除
let reduceRet2 = arry.reduce(num){
    
    (var n, var m) -> Int in n + m
}

// reduce3
// さらに戻り値の型 削除
let reduceRet3 = arry.reduce(num){
    
    (var n, var m) in n + m
}

// reduce4
// $ のみで書く。変数 |n|, |m| の変わりです。
let reduceRet4 = arry.reduce(num){ $0 + $1 }




2014/06/04

[Xcode, Git]Xcode 5 のGitでDropboxをリモートリポジトリとして使用する方法

色々あって作業&ブログ更新が思ったよりできていません。なんとか夏までにはどのような形でも良いのでアプリをリリースすることを目標に作業しなくちゃ。

さて今回は、Xcode 5のGitでDropboxをリモートリポジトリとして使用できるようにする方法を紹介します。
試した環境はこちら↓

  ・OS X 10.9.3
  ・Xcode 5.1.1
  ・Mac OS版 Dropboxクライアントが必要
  ・Mac OS用 Gitクライアント


Step1:ローカルリポジトリの作成 〜 コミット


1)新規プロジェクトの作成
  Source Controlにチェックし、ローカルリポジトリを作成します。

  余談ですが、プロジェクトの途中からリポジトリ管理を追加するのはとても
  手間がかかるようです。
  



2)ソースの編集
  まずはソースを編集してビルドしてみましょう。するとソース名の右側に「M」(Modify:修正)が付きます。


3)ソースの追加
  次にソースを追加すると、ソース名の右側に「A」(Add:追加)が付きます。


4)ローカルリポジトリへのコミット
  [メニュー] → [Source Control] → [Commit...] を選択することで、変更のあったファイルがすべて一覧表示されます。
  また各ソースを選択することで、ソースのどの箇所に変更があったかを表示してくれます。
  変更箇所を確認し、コメントを記入後コミットします。
  (コメントは日時、変更者、要点などフォーマットを決めておくとよいでしょう)



5)コミットの完了
  コミットが完了すると「M」、「A」などのマークが消えます。



Step2:Dropbox上でのリモートリポジトリの作成 〜 Push


Dropbox上にリモートリポジトリを作成します。
あらかじめ「Mac OS版 Dropboxクライアント」と「git」をインストールしておいてください。


1)フォルダの作成
  Dropbox上にフォルダを作成します。ここでは「GitTest2」という名前にしています。
  Xcodeにこのフォルダの絶対パスを設定するのでメモしておいてくださいね。


2)フォルダの初期化
  1)で作成したフォルダを、ターミナルから以下のコマンドを使用して初期化します。

  $git --bare init


  初期化に成功すると以下のようにリポジトリ管理用のファイルが作成されます。


3)Xcodeへリモートリポジトリの設定
  [Xcode] → [Source Control] → [フォルダ名称] → [Configure フォルダ名称] を選択して、
  リモートリポジトリを設定するダイアログを表示します。


[Remotes] → [+] を選択。




  以下の2つを入力します。
    Name:識別しやすい名前
    Address:Dropbox上に作成したフォルダのフルパスを指定


  リモートリポジトリが正常に追加されました。


4)リモートリポジトリへのPush
  設定が無事完了したら、早速リモートリポジトリへPushしてみましょう!  
  [Source Control] → [Push...] を選択してダイアログを表示します。


  3で作成したリポジトリを選択します。
  「Repository is online」と表示されていれば、正常にPushできます。
  成功すると「successful」と表示されます。


5)Dropbox上でPushが成功したか確認
  以下のファイルの更新日時がPushした時間になっていれば、成功です。
  

Step3:リモートリポジトリからのCheck Out


Step2で作成したDropbox上のリモートリポジトリから、プロジェクト一式を取得します。

1)Welcom to Xcode を表示します。


  [Check out an existing project]を選択します。


2)Dropbox上のフォルダの絶対パスを入力
  Step2の1で作成したフォルダの絶対パスを入力します。



3)プロジェクト一式の配置場所を指定します。




4)Check Out に成功するとプロジェクトが立ち上がります

























以上で作業は完了です。
おつかれさまでしたー。

WWDCでiOS8やSwiftが発表されましたね。
これからも忙しくなりそうです :-)